虫倉山の山頂崩落!!


去る11月22日に発生した「長野県神城断層地震」により長野市中条にあり「信州百名山」の一つとして人気の虫倉山にも被害が出ました。

地震発生の翌日、山麓の集落から山頂東側に斜面の崩落した様子が観察され、長野市中条支所職員と地元の中条山岳会員による合同調査の結果被害
状況の一部が判明したものです。

調査は「不動滝」「さるすべり」「小虫倉」「天神城」の4コースと山頂付近で行い、左記の4コースとも揺れに因る浮石の発生や登山道の一部陥
没は見られるものの利用に支障は無いと思われます。
問題は山頂の崩落と地割れです。下記画像でもお分かりの様に、山頂の約1/4は崩落し三角点標石と黒御影石の山頂標柱が消失、辛うじて残った方位
盤と双眼鏡も地割れにより傾いています。
また、アプローチの林道が土砂崩れで不通のため下部からの調査はできませんでしたが、小虫倉を経由する「岩井堂コース」の最終鎖場付近も上部
から覗ったところ鬼無里側に幅150m長さ100mほどの斜面崩落が見られ通行は厳しい状況でした。

長野市中条支所では山頂の状況から当面は入山自粛を呼び掛けていますが、年末年始に入山される方は充分気を付けて下さい。

写真をクリックすると大きな画像でご覧になれます。


崩落前

崩落後

地割れ