東北信支部 夏山登山教室 実施報告


2012年(第25回) 東北信支部夏山登山教室 実施報告

  1. 実施内容
    • 期日
      2012年7月7日(土)〜8日(日)
    • 参加者
      20名(一般参加8名、会員12名) ※ 昨年度比 一般参加者は昨年度に同じ
    • 日程及び内容
      (1日目) 長野県望月少年自然の家(佐久市協和3489-67)
      • 開講式 13:00〜13:10       
      • 講演1 13:15〜14:15
        『遭難発生状況および遭難防止対策について』
             長野県警察山岳遭難救助隊 副隊長  櫛引 知弘 氏
      • 講演2 14:30〜15:45
        『私の山歩きの楽しみ方について』
        信州山歩き地図作者   中嶋   豊 氏
      • 全体ミーティング 16:00〜17:00
        蓼科山登山ルートの確認、地図の読み方など  村上指導委員長
      (2日目) 実技講習(蓼科山登山)
      • 8:30  長野県望月少年自然の家出発(大河原峠登山口駐車場へ移動)
      • 10:00 準備運動後、登山開始
      • 12:45〜13:45 蓼科山
        (講習内容)
        荷物の背負い方、岩場の歩き方、地図の見方、ツェルト利用方法、自然観察など
      • 15:40〜16:00 閉講式(解散)

  2. 実施内容詳細、参加者コメント等
    • 一般参加者8名の内訳は次のとおり
      (居住地)長野県7名、神奈川県1名 (性別)男性4名、女性3名
      (年代)20代4名、30代2名、40代1名、60代1名
      また、昨年度から2年連続して登山教室に参加した方が2名いた。
    • 1日目講演にて、長野県警察山岳遭難救助隊副隊長 櫛引氏から遭難発生状況と対策について、遭難救助のビデオ映像を交えながら講演いただいた。参加者からは、あらためて山岳遭難の厳しい一面を認識したとの声があり、遭難防止対策への意識付けができた。
    • また、信州山歩き地図作者である中嶋氏からは、山歩きの楽しみ方をはじめ、元山岳救助隊長であったときの経験談や各山域での遭難発生状況等もお話いただいた。
    • 2日目登山当日は、大河原峠登山口到着時点で激しい雨天となり、一部参加者からは不参加の声も聞かれたが、登山教室の観点から参加を促し、全員参加で実施できた。途中、雨も止み、晴れ間も覗く天候となり、参加者からは「雨天で普段は登山中止したかもしれない状況だったが、参加してよかった。いい経験ができた」との感想が聞かれた。
    • 参加者から講習希望があった岩場の登り方、地図の読み方、ツェルトの使い方等について、実際の岩場や鎖場、途中の休憩時に現地で講習を実施した。参加者から「実地で経験できてよかった。今後の登山に生かして生きたい」との感想があった。
    • 来年度は、事前の計画立案とHP、新聞等を活用した募集を早めに実施し、より多くの方に参加していただけるよう取り組む。


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ツエルト講習

集合写真