諏訪支部 第25回夏山登山教室報告


諏訪支部指導部

7/28-29に第25回諏訪支部夏山登山教室を開催しました。本年は、赤岳〜権現岳のキレット縦走コースという、ちょっとハードなコースでしたが、9名の方に参加いただきました。
梅雨明けで、お天気はまずまず、夏山シーズンの最盛期であり美濃戸口には多くの登山者が見られました。講師の自己紹介、準備体操後、歩き始め。本日は、美濃戸口〜行者小屋〜赤岳天望荘まで4時間程度の行程でしたが、歩くペースが速かったためか、参加者の一人が足にけいれんを起こしてしまいました。ゆっくり歩くようにして、けいれんを起こした参加者には講師の一人が付き添って、全員無事、赤岳天望荘に到着しました。美濃戸口では晴れていましたが、だんだん雲が出てきて赤岳天望荘に着くころには雨が降りだし、山の天気は変わりやすいことを実感。休憩後、さっそく講習。今年は「統計から分析する遭難事情」、「低体温症、高山病など」、「持ち物チェックリスト」などの座学、また、ロープワーク講習、登山用具の紹介などでしたが、中には最新の用具を登山者から教えてもらうことも。より新しい装備が出ていないか、常に確認する必要があることを講師も再確認しました。
二日目は、準備体操後、赤岳へ向けて出発。赤岳付近では登り下りの登山者が列をなしており、落石等の危険もあったため、細心の注意で行動しました。一転、赤岳から権現岳への分岐後は、登山者も少なく静かな山行を楽しめました。行動中、随所で講習を行い、コンパスの使い方、1/25,000地形図、1/50,000地図(昭文社山と高原地図)との違い説明、ツェルトの説明なども。予定よりも1時間遅れましたが、参加者全員、脱落することなく権現岳登頂後、観音平へ下山、解散しました。
最後に、協力いただいた関係各位、温かく迎えていただきました赤岳天望荘のスタッフの皆様に心より感謝申し上げます。

諏訪支部 佐伯(記)

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キレットコース

高山植物(コマクサ)

講習

権現岳にて