第24回 長野県山岳協会諏訪支部 夏山登山教室 実施報告書
(兼 第36回八ヶ岳清掃登山)
宿泊班 = 平成23年10月15日(土)〜16日(日), 10名(内 講師2名)
15日(雨) 10:40桜平-11:00夏沢鉱泉-14:43硫黄岳山荘(泊)
16日(晴) 9:00硫黄岳山荘-9:30硫黄岳-夏沢峠-12:30オーレン小屋-14:10夏沢鉱泉-14:50桜平(解散)
日帰り班 = 平成23年10月16日(日), 23名(協会員 12名、一般参加者11名)
16日(晴) 7:30桜平-夏沢鉱泉-オーレン小屋-12:00硫黄岳-夏沢峠-12:50オーレン小屋-14:10夏沢鉱泉-14:50桜平(解散)
内 容 =
当初7月23日〜24日での夏山登山教室を企画していたが、参加申し込みがなく、開催を延期することとした。3月に発生した大地震の影響もあると思われるが、比較的簡単なコース設定(北横岳、蓼科山周辺)としたことも影響あるかもしれない。登山教室のあり方、コースの決め方については、来年以降も引き続き課題としたい。
そして、夏山シーズンでは八ヶ岳での事故(病気含む)も相次いだことから、一般の方だけでなく、協会員にも山の知識を再確認してもらおうとの趣旨で、多くの会員が参加する清掃登山で講習を行った。清掃登山は通常、日帰り山行だが宿泊での開催も行い、より充実した講習となるように工夫した。
15日
事前の天気予報により前線通過による雨で、開催中止も検討したが宿泊先の硫黄岳山荘のご厚意により宿泊先を夏沢鉱泉、根石山荘へ振り替えてもよいとの申し出をいただき、参加者に確認の上、決行することにした。
雨天であったが、オーレン小屋、赤岩の頭までは樹林帯であり、特に支障はなかった。硫黄岳の頂上より先ではかなりの風(15m以上か、)があったが、硫黄岳山荘まで歩けないほどではなかった。山荘では、地図講習、ロープ講習を行い、夕食、団らんにより懇親を深めた。
16日
硫黄岳山荘宿泊班は、前日の雨天が残っているため、朝の9時まで待って出発した。本日は、清掃活動も行いながら登山を行い、硫黄岳-夏沢峠経由で下山した。途中、夏沢峠では、ツェルトの重要性、使い方を実際に確認した。
日帰り宿泊班は、朝7時半より桜平から登山を開始した。清掃登山を兼ねての登山教室だったが、講師に工夫してもらい、要所要所で地図講習、迷いやすい場所の説明、ツェルト講習等を行った。
なお、今回宿泊班では、全盲の方の参加があった。高橋政男 諏訪地区遭対協隊長も参加されていたので、危険な個所(硫黄岳直下の岩場)でのサポートもお願いした。このことは、参加者のみならず、講師にも勉強となる良い体験であった。
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