中信支部 夏山登山教室報告


平成23(2011)年度
長野県山岳協会 中信支部 夏山登山教室
「小・中学生クライミング教室」報告

長 野 県 山 岳 協 会
中信支部長 村田健治

 今年も夏山登山教室で子供たちの輝く笑顔に会えました。
長野県山岳協会中信支部では将来の登山者になるであろう小学生と中学生に向けた教室を行いました。
登山の楽しさと安全技術の大切さを知ってもらうため、中信支部会員16名と山岳総合センター臼井所長、傘木専門主事、村田主幹、細澤先生の助力をお借りして、小・中学生46名、保護者27名に及ぶ大人数の対応にあたりました。
山岳遭難事故の対策は幼少の頃から身に付けた危険意識と判断能力を生かした行動力が必要だと思われます。小学生や中学生の頃から登山や登攀を体験する事により、自然と身につく感覚や感性を育てる登山教室でありたいと願っています。
クライミングの達成感も悔しさも流した汗も、参加者皆の夏休みの良い思い出となったでしょう。人工岩場ではロープを使ったクライミングの体験、山岳総合センターではボルダリング体験、大町山岳博物館のご好意により、解説付きの見学まで楽しむ事ができました。
 もっと時間をかけて総合的な講習を受けたかった。また挑戦したい。年間を通じてクライミング技術と安全な確保技術を習得したい。安全への配慮が成された講習だったので、安心して子供たちを見守る事ができた。次回は山でのキャンプ技術とセットでお願いしたい等、課題とともに感謝のお言葉をいただき、中信支部各講師の気遣いとご苦労には支部長としてありがたく思っています。今後に向けた取り組みについては、支部独自の行事に収めるだけでなく、長野県山岳協会全体として対処できる青少年夏山登山教室の開催を考えていければ素晴しいと思います。
皆様、ご協力ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

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集合写真

人工岩場1

人工岩場2

ボルダリング